礼拝メッセージ
2026年10月
2026年10月4日
「大いなる慰めの奇跡」
聖書箇所:使徒の働き20章1-12節
トロアスの教会の慰めとはどのようなものだったのでしょう。
1、生き返った青年のために
高所にある窓のところに腰かけて居眠りしたことが原因で、この青年は転落し即死しました。自己責任の死でありますが、周りの人々も説教に夢中であったためか、危険であることを注意できなかったことが悔いるところでした。主はパウロを通してよみがえりの御業をなさり、この青年と兄姉に大きな憐みを示されたのです。
2,教会のために
教会の集会中に不慮の事故があり、死者が出ることは大きな社会問題になります。その結果として神の御名が著しく汚されます。しかし神はこの奇跡によって逆転され、教会全体が慰めを得、ハレルヤと賛美するに至りました。
3,メッセージが語り続けられるために
トロアス教会の兄姉は、パウロが語る神のメッセージに深く飢え渇いていました。事故によって、一時の中断にはなったものの、この奇跡によって、何事もなかったかのように説教は続けられ、恵みの集会となりました。このことは、驚くべき奇跡です。そして、神の力とメッセージによって聴衆に大きな慰めが与えられたのです。
私たちは、このような慰めが必要であり、神はひとかたならず慰めてくださるお方です(Ⅱコリント1:3,4)。
2026年9月
2026年9月27日
「エペソでの騒動によって」
聖書箇所:使徒の働き19章21-40節
1、騒動の実態
キリストの福音が、エペソを起点としてアジア州全体に広がり、教会が各地に建て挙げられていきました。その結果、既成宗教が振るわなくなり、その関係者たちは大きな経済的損失を受けるようになりました。この騒動はそのために発生したもので、大きな暴動となったのです。
2,苦難の中での神の語りかけ(Ⅱコリント1:8~9)
パウロはこの騒動の中で「非常に激しい耐えられないほどの圧迫」を受け、死を覚悟し、「自分自身に頼らず、…神に頼る者」となり、堅く神に信頼する者となったのです。信仰の強化のための訓練と受け止めたのです。3,神の守りと導きの確信(Ⅱコリント1:10)
パウロは、「大きな死の危険」から救い出してくださった神がこれからも救い出してくださると確信し、同時に当初の伝道計画(1コリント15:8,9)を変更し、エペソを離れることを決意します。彼はこの騒動を神の摂理として柔軟に理解し、主の導きに従いました。(20:1)苦難の中での神のメッセージを、私たちもパウロのように正しく受け止め、信頼と服従をもって主に仕えるお互いでありますように。
2026年9月20日
「神が力強く働かれる時」
聖書箇所:使徒の働き19章8-20節
パウロは長い期間(三年間)エペソで伝道します。それは神に祝されたものでありました。(使徒20:31)
1、長期間、毎日伝道を継続(10節)
パウロは、ツラノの講堂を拠点として、二年間毎日伝道を続けました。アジア州全域に福音が伝わり、エペソはその伝道センターとなり、黙示録の記されている七つの教会を初め、多くの教会が設立される基礎が作られました
2,驚くべき力ある業(11,12節)
病気の癒し、悪霊に追放という形で、神がみことばを宣べ伝えるパウロの働きに、確証を与えられました。
3,神への恐れと主イエスの御名が崇められたこと(17節)
主イエスの御名を借用し、呪文に用いたヌケワという人の七人の息子が、悪霊によって打ちのめされた事件で、神への恐れが生じ、主イエスの御名が崇められました(詩篇76:10)。その結果、キリスト信者がさらに深く神の光を受け、罪を告白し、悔い改め、神に従うようになったのです。(箴言28:13、Ⅰヨハネ1:9)
私たち個人に、私たちの教会に、このような神の働きがなされ、主イエスのことばが力強くこの地に広まることを祈りましょう。(詩篇119:26、Ⅰ歴代誌4:10)
2026年9月13日
「聖霊を受けましたか」
聖書箇所:使徒の働き19章1-7節
「信じた時、聖霊を受けましたか」というパウロの質問は、今日においても私たちキリスト者一人ひとりに問いかけられる神からの質問です。そして、私たちには、その問いに真摯に神に回答することが求められています。
聖霊なる神を全く知らず、求めず、関わりを意識しない信仰生活は、失敗と敗北を繰り返す魅力のない空しいものです。神が与えると約束してくださった素晴らしい恵みと祝福を受け取り損じているからです。
エペソの弟子たちは、聖霊への無知を告白し、不十分な主イエスへの信仰を認め、真実に聖霊を求めました。そして信仰によって聖霊を受けたのです。
私たちキリスト者が、聖霊に満たされることは、神の御心です。聖霊を受けることは、キリスト者にとって任意ではなく、必須なのです。特別なことではなく、当然受けるべき経験です(ヨハネ20:22)。そして求める者に主は聖霊を与えてくださるのです。(ルカ11:13)
2026年9月6日
「アポロの活躍」
聖書箇所:使徒の働き18章24-28節
アポロは、博学で聖書に通じ、雄弁で霊に燃えた伝道者です。ただキリストの福音の理解と体験が、バプテスマのヨハネの教えたレベルでとどまり、聖霊体験において今一つ欠けていました。その彼が、信徒のアクラ夫妻からのアドバイスを謙遜に受け入れ、彼の信仰は刷新され、「聖なる者とされ、主人にとって役に立つ者、あらゆる良い働きに備えられた者」(Ⅱテモテ2:21)となります。その後、実に影響力のある働きをして活躍します。(Ⅰコリント1:12,3:6)アポロの特質は、
1,神の光に全力で従う(Ⅰヨハネ1:7)
2, キリストを示し、宣べ伝える(使徒18:28)
3,キリストの栄光のみを求める(Ⅰコリント16:12)
アポロの信仰は、私たちに大切な模範を示します。真理への謙遜と服従、キリスト中心のメッセージと生き方を彼より学びましょう。
2026年8月
2026年8月30日
「神のみこころなら」
聖書箇所:使徒の働き18章18-23節
「神のみこころなら‥‥」とパウロは語り、エペソの人々の要請を振り切るようにして、船出したのはなぜでしょう。
Ⅰ優先順位の判断
先に神のみこころと確信するスケジュールがあり、途中から加わった要請のために、そのスケジュールを一方的に変更することは出来ませんでした。
Ⅱ将来の計画や予定の原則
クリスチャンは、ヤコブ4章15節「主のみこころであれば、私たちは生きて、このこと、あるいは、あのことをしよう。」とありますように、神のみこころの中に生かされている存在であることを認識し、神を畏れる心を持つのです。
Ⅲ過去の経験
神は、エペソ伝道を目指したパウロ伝道チームに特別なストップをかけ、異なるコースに導かれました(使徒16:6~8)。パウロは、エペソ伝道のタイミングは、「神のみこころ」による最善の時があると信じていました。人間的な勢いや成り行きではなく、祈り深く時を待つ決心をしていました。(伝道3:1)
主は私たちに、そのように祈るように願っておられるのです。「みこころが天で行われるように、地でも行われますように」(マタイ6:9)
2026年8月23日
「試みの中におられる主」
聖書箇所:使徒の働き18章12-17節
コリントにおけるパウロの働きは、素晴らしい成果をあげました。しかし、パウロはユダヤ人たちの反抗に会い、法廷に引いて行かれ、アカイアの地方総督ガリオによる裁判を受けることになります。
Ⅰ 主の御同行と守り
裁判官である総督ガリオは、パウロの弁明を聞く必要さえ覚えず、パウロへの告訴を破棄し、ユダヤ人達を法廷から追い出しました。主が「危害を加える者はいない」(10節)と約束されたとおりに、パウロは守られたの
です。
Ⅱキリスト教宣教が合法的に認められる
ローマ世界で当時、ユダヤ教は合法的に公認された宗教でしたので、ローマ市民以外の人々への宣教が認められていました。この時この裁判で、キリスト教はユダヤ教の一派とみなされ、このガリオの裁判の判例で、ネロが皇帝になるまでの10年間ローマ帝国内における宣教の自由が認められたのです。
Ⅲ会堂司ソステネが主を信じる
法廷から追い出されたユダヤ人達は、腹いせに、主を信じた会堂司ソステネを打ちたたきました。のちに彼は、パウロの宣教の協力伝道者となりました。(Ⅰコリント1:1)「すべてのことがともに働いて益となる」(ローマ8:28)とあります。神を愛する私たちの人生における様々な困難、悩み、試みの中に主はおられるのです。
2026年8月16日
「神の激励と約束」
聖書箇所:使徒の働き18章1-11節
1、激励のことば
一見、順調に進展していると見える伝道の働きですが、パウロは内面的に多くの困難を覚えていました。恐れを覚え、これ以上語ることが難しいと思い、他の伝道地への移動も視野に入れていました。そのようなパウロに主は激励の言葉を語られたのです。「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。」(9節口語訳)
2, 理由のことば
「この町には、わたしの民が沢山いるのだから」(10節)
なぜ、というパウロの疑問に主は答えられます。コリンの町には、「わたしの民」と呼ばれる大勢の人々が、福音を聞くことを待っていることを示し、主イエスはパウロに働きを継続するよう命じられたのです。
3,同行と守りの約束
「わたしがあなたとともにいるので、あなたを襲って危害を加える者はいない」(10節)
何と幸いな約束でしょうか。同種の約束は、ヨシュアにも(ヨシュア1:5)、イザヤにも(イザヤ41:13)そしてすべての弟子たちに(マタイ28:20)(マルコ16:18)主は語っておられるのです。パウロは主イエスのことばを信じ従い、コリントの町に腰を据えて一年六か月の間、神のことばを教え続けました。(11節)
2026年8月9日
「無知の時代から恵みの時代へ」
聖書箇所:使徒の働き17章22-34節
1、無知の時代
創造主である真の神から離れ、偶像を造り、心の平安を手探りで求めている時代が「無知の時代」です。(ローマ1:18~25)真の光であるイエス・キリスト(ヨハネ1:9)が、世に来られる以前の時代であり、神は忍耐し、キリストを世に遣わす時を備えておられたのです。(伝3:1)
2, 恵みの時代
神は、ひとり子イエス・キリストを世に遣わし、ご自身を明らかにし、十字架の死と復活により救いの道、神との正しい関係に合法的に入る道を完成されました。御子キリストを信じる者は、永遠のいのちを持つのです。(ヨハネ3:16)
3,悔い改めから始まる信仰によって(30節)
神の尊い救いの賜物は、まず「悔い改め」が求められます。悔い改めとは、自己改善、善行の決心や努力ではありません。背を向けていた神への心の転換です。へりくだって神に向く心の切り替えです。(イザヤ57:15)その結果、その心を持ってキリストの十字架の贖いの御業を信じ、復活のキリストを主と仰ぐことによって、人は救いの恵みに与るのです。(Ⅰコリント15:2-4、ローマ10:9,10)
2026年8月2日
「ほんとうの神を宣べ伝える」
聖書箇所:使徒の働き17章16-25節
アテネは古代ローマ世界において、政治的首都ではありませんが、哲学、宗教、芸術における文化的首都であり、パウロはこの地の人々にも福音を伝えました。
1、アレオパゴスに立つパウロ
新しい教えを聞きたがったギリシャ人達は、アレオパゴスと呼ばれるアテネの評議所にパウロを連れて行き、彼からメッセージを聞きたいと集まりました。さまざまな宗教・哲学に関心を持つ聴衆を前にその中央に立ち、力強く福音を語りました。
2, 創造主である神を宣べ伝える
パウロは、まず正しい神観を定義します。本当の神は人が造った神ではなく、人を造り、すべてのものをお造りになった創造主であることを宣言します。それは、無神論、進化論、汎神論を否定し、唯一真の神を教える第一歩です。
3,本当の神はいかなるお方か
ほんとうの神が分からない暗やみの中にいる私たちに、真の光として来られたお方がイエス・キリストです。神の御子キリストによって万物は造られ、キリストのために造られました。(コロサイ1:16)この方が、神と人との仲介者となり、救いの道となられたのです。(ヨハネ14:6)
2026年7月
2026年7月26日
「聖書こそ信仰の基盤」
聖書箇所:使徒の働き17章10-15節・Ⅱテモテ3章14-17節
パウロとシラスの伝道チームは、べレヤにおいて多くの人々をキリスト信仰に導きました。べレヤの人々の特色は
1、素直な心でみことばを聞く(ヤコブ1:21)
偏見を持つことなく、福音に耳を傾けるところから、信仰が始まりました。(ルカ8:15)
2, 熱心にみことばを聞く(ルカ16:16)
聖書のことばを真剣に、深い渇きをもって聞き、キリストのことばを受け入れました。(ローマ10:17)
3,日々聖書から聞く(詩篇36:9)べレヤの人々は、人の考えや意見ではなく、聖書のみことばを直接読み、聖書自体を調べ、聖書からキリストを知り、福音を信じたのです。聖書には自己証明(説明)能力が備えられ、聖書が聖書を解釈するという原理で、私たちは真理を知るのです。そして、神の人として、十分に備えられた信仰者となるのです。(Ⅱテモテ3:16,17)
私たちも、聖書に聞き、学び、主イエスを信じ従う者となりましょう。
2026年7月19日
「力と聖霊と強い確信」
聖書箇所:使徒の働き17章1-9節・Ⅰテサロニケ1章1-10節
1、 テサロニケでの奉仕
ユダヤ人の会堂で3週間の奉仕で聖書に基づき、十字架と復活のキリスト語ります。力と聖霊を強い確信を伴った奉仕で、人々の心に福音が届きます。(Ⅰテサロニケ1:5)
2, 奉仕の結実
一部のユダヤ人と大勢のギリシャ人が福音を信じ、キリストに従う者となり、ヤソンの家で教会をスタートできるようになります。迫害と苦難に耐えながら、マケドニアとアカイアにおいて、模範的な教会となっていきます。(Ⅰテサロニケ1:7)
3,テサロニケ教会の信仰の特徴
▽明確な悔い改めを前提として福音信仰(Ⅰテサ1:9)
▽福音を伝える指導者とキリストに倣う信仰者(Ⅰテサ1:6)
▽キリストの空中再臨に望みを置き、健全な終末観を目指す群れ(Ⅰテサ1:10)
テサロニケ教会に働かれた主は、今の変わりなく私たちの教会にも働いておられます。福音の力と聖霊が与える強い確信をもって前進致しましょう。
2026年7月12日
「真夜中の祈りと賛美」
聖書箇所:使徒の働き16章25-40節
1、心の勝利
投獄されたパウロとシラスは、加害者たちへの憎しみと理不尽な取り扱いへの不満や自己憐憫から勝利します。
2, 福音の勝利
牢にいた囚人たちは、聖なるおそれを覚え、地震による脱走のチャンスをも気に留めず、そのままとどまり、牢の看守も神の驚くべき介入を見て、魂の救いを叫びました。パウロとシラスは福音を明快に語り、救い主キリストへの信仰に導きます。
3,社会的勝利
パウロとシラスは傷の手当てを受け、看守家族のもてなしを受けました。不当な扱いを指示した長官たちには直々詫びを入れさせ、正義を明らかにしました。
これらの勝利の力は、神の恵み深いご介入にありましたが、それはパウロとシラスが最悪の状態の中で、キリストの御名によって、神に祈り、神を褒めたたえたところから始まります。主の十字架の血潮により、心と魂の勝利が与えられることのすばらしさを覚えましょう。
2026年7月5日
「暗闇の力との衝突」
聖書箇所:使徒の働き16章16-24節
ピリピでの宣教は、リディアの救いなど幸先の良いスタートを切りましたが、間もなく思わぬ妨害に会います。
1、直面した妨害と迫害
発端は、占いの霊につかれた若い女奴隷を、キリストの御名によって悪霊の束縛から解放したことによりますが、彼女の主人たちによる不当な告訴で、パウロとシラスは公権力のむち打ちと投獄を受けます。(Ⅱテモテ3:12)
2, 暗やみの力との衝突
キリストの福音を真正面から宣べ伝えようとするところでは、悪霊の強力な妨害工作が始まります(エペソ2:1∼2,6:12)。パウロは、この暗闇の力と正面衝突し、対抗して福音を人々に伝えているのです。
3,邪悪な敵に対抗し勝利するために
①まず真の敵(サタン)を見極めること(エペソ6:12)
②神のすべての武具を取ること(エペソ6:13~20)(Ⅰテサロニケ5:8)
③堅く信仰に立ってこの悪魔に対抗する(Ⅰペテロ5:9)
福音宣教の底流に流れるこの戦いを常に心にとめ、聖霊に満たされて戦い抜きましょう(Ⅱテモテ4:7)