礼拝メッセージ
2023年11月
2023年11月26日

「神の義と頑なな人の心」
聖書箇所:ヨハネ黙示録16章1-11節
患難時代後半の七つの鉢のさばきは、恐るべきものです。
1、第一のさばきは、「ひどい悪性の腫物」で、キリストの属する者となるようにというメッセージです。
2、第2の鉢のさばきは、海が血となり、すべての海洋生物が死ぬことになります、第3の鉢のさばきは、川と水源が血となり飲料水が無くなる異変が起こります。第4の鉢のさばきは、太陽に異変が起こり激しい炎熱が人々を襲い、地球は人類が生存できない環境となります。
3、第5のさばきは、反キリスト帝国が闇に覆われます。電気およびすべてのエネルギーによる照明が使用不能となり、苦しみと腫物が人々を絶望に導きます。
4、天においては、御使いたちと殉教者たちが神をほめたたえています。しかし、地では、天の神を冒涜し、悔い改めて神に栄光を帰することはなかったのです。
神はひとり子イエス様を与えて、救いの道を備えられましたが、最後まで拒む頑なな心の人々をさばきなさるのです。
「今日、もし御声を聞くなら、あなたがたの心を頑なにしてはならない」(詩篇95篇7,8節)
2023年11月19日
「モーセの歌と子羊の歌」
聖書箇所:ヨハネ黙示録15章1-8節
神の憤りが極まる最後の七つの災害(鉢の裁き)が始まる直前に、天に大いなる賛美が歌われます。
1,勝利者の賛美(2節)
反キリストの支配に打ち勝った殉教者たちの賛美で、死に至るまで忠実であった人々の歌です。彼らは「神の竪琴」を手にして神をほめたたえるのです。
2,賛美の内容(3~4節)
神のしもべモーセの歌と子羊の歌とは
①イエス・キリストを賛美する
②贖いの恵みを感謝(出エジプト15:1~2)
③勝利を感謝し、主に栄光を帰する(出15:11)
④神の正しいさばきと真実が明らかにされた感謝
3,正しいさばきの開始(5~8節)
殉教者たちの祈りの答として開始されます。(黙6:10)この時、天にある神殿は立ち入り禁止となり、究極のさばきが行われます。(詩篇130:3)
2023年11月12日
「永遠の福音と審判の告知」
聖書箇所:ヨハネ黙示録14章6-20節
1,患難時代後半に起こる神の審判が14章に要約
①大バビロン(反キリスト帝国)倒壊の宣言(8節)
②獣の刻印を受ける者への刑罰(9~12節)
③キリスト信仰の殉教者への祝福(13節)
④聖徒たちの魂の収穫(14~16節)
⑤全世界に及ぶ神の刑罰(17~20節)
2,審判が行われる前の二つの世界宣教の働き(1~7節)
①14万4千人のユダヤ人伝道者による世界宣教
②中天を飛ぶ御使いによる「永遠の福音」の宣教
▽「永遠の福音」の内容は
①神を恐れ、神に栄光を帰せよという勧告
②神のさばきの時が来たという告知
③真の創造主なる神を礼拝せよという奨励
3,神の忍耐と回帰不能点
①救いの福音を知らないという人が、一人もいないまでに全世界に宣べ伝えられて終わりが来る(マタイ24:14)
②恵みの時が完全に終わる時が来る(マタイ12:31,32)
③神は最後まで罪人が悔い改めることを願っておられる。(Ⅱペテロ3:9)
2023年11月5日
「患難時代を生き抜いた人たち」
聖書箇所:ヨハネ黙示録13章11節-14章5節
1,獣の刻印と子羊の名の印
患難時代の後半は、反キリストと偽預言者が、全世界の政治、経済、宗教を支配し、人類史上最悪の世界となります。しかし、神はヨハネにこの厳しい困難な時代だけでなく、三年半後に訪れるキリストの地上再臨の幻を見させ、信じる者に与えられる大きな勝利と希望を示されました。
2,子羊とともにシオンに立つ14万4千人
この人々は神によってイスラエルの12部族から1万2千人ずつ選抜されたユダヤ人伝道者たちで、携挙後から患難時代直前までの間に、キリストの救いに与った人達です。(マラキ4:5,6)彼らは、神の特別な護りと助けを受け、7年間の患難時代に全世界に出て行って携挙された教会に代わりキリストの福音を宣べ伝えたのです。(イザヤ49:6)そしてキリストの地上再臨時に一人も失われることなく、エルサレムに生還し、主のそばに立ったのです。
3,14万4千人の人達の特色
①額に子羊の名と、父の名が記された者(エペソ1:13)
②天の大賛美を地上で理解した者(Ⅱコリント1:4,5)
③独身男性(Ⅰコリント7:26)
④主にどこまでもついていく者(マタイ16:24)
⑤初穂として救われた者(Ⅰコリント15:20参考)
⑥偽りがない者(Ⅰペテロ1:22)
⑦傷のない者(ユダ24)
2023年10月
2023年10月29日

「今日、救いがこの家に」
聖書箇所:ルカの福音書19章1-10節
1,求道するザアカイ
彼はなぜ主イエスに会いたいと思ったのでしょうか。
①好奇心…人々が関心を持ち大勢の観衆を引き寄せる人物を知りたいと思いました。
②孤独…友と呼べる人がなく、職業柄疎まれていました。
③満たされない心…金持ちになったが幸せでない自分に気づき、疑問と共に漠然とした不安があったのです。
2,主イエスに会うザアカイ
①積極性…背が低かった彼は、近くの木に登ってでも主を見たいと思いました。
②即決…主に名を呼ばれた時、迷わず木から降り、主を自宅に招きます。
③信仰告白…主を救い主と信じ、悔い改めにふさわしい行いによって証する人となります。
3,新しい人生を生きるザアカイ
彼は「キリストに在る」人となり、全く新しい人に造りかえられました。新しい人生観、世界観をもって生きる人となったのです。(Ⅰヨハネ2:17)平安と喜び、愛と希望に満ちた人生を生きる人となりました。ザアカイになされた主イエスの救いの御業は、今日、信じるあなたの中になされます。(Ⅱコリント5:17,6:2)
2023年10月22日
「聖徒たちの忍耐と信仰」
聖書箇所:ヨハネの黙示録13章1-18節
1,海から上ってくる獣(1~10節)
この獣は反キリストで、平和の君のごとく登場し、世界の希望のごとく活動しますが、(6:2)実はサタンの化身であり、艱難時代の中間に本性を現わします。七つの頭は反ユダヤを象徴し、10本の角とその王冠は、全世界の支配者を象徴し、その帝国の性質を現わしています。彼は患難時代の後半42か月の間活動し、神の御名を冒涜し、神の戒めを守りイエスの証を堅く保つ者たちを苦しめ、全世界を滅びに導きます。
2,地から上ってくる別の獣(11~18節)
この獣は偽預言者で、地に住む人々に対して反キリストを神として礼拝するように導き、大きなしるしを行う人物です。さらに、反キリストの像を拝まない者たちを殺害するように指示し、反キリストの刻印を持たない者が経済活動ができない世界システムを構築する人物です。
3,私たち(クリスチャン)の忍耐と信仰
①患難時代は、後半において特にキリスト者への迫害が激しくなり、命を捨てることなしに信仰を維持することができない厳しい時代となります。(10節)このことは、私たちに携挙に与ることの必要性を強く思わせます。
②この恐るべき時代に入る前に、自らのみならず、隣人のために、神の祝福と恵みを受け、福音を伝える者でありたいと願います。(Ⅱテモテ4:1,2 Ⅰテサロニケ5:23,24)
2023年10月15日
「子羊の血と証しによる勝利」
聖書箇所:ヨハネの黙示録12章7-18節
1,天における異変(7~12節)
七年間の患難時代の中間時に天の戦いが起こりました。天使長ミカエル及び聖なる天使達対サタン及び堕天使(悪霊)どもの戦いです。その結果サタンは破れ、その使い達と共に地に投げ落とされました。(ルカ10:18)この時、天において大賛美と喜びが沸き起こり、同時にサタンが投げ落とされた地上が災いであると宣言されたのです。
2,地における異変(13~18節)
地上に投げ落とされた竜(サタン)は自分の時が短いことを知り、キリストの再臨を阻止するために、イスラエル民族を滅ぼすことに力を注ぎます。しかし、神はイスラエルをサタンの攻撃から守り。三年半の間保護地区で養います。そのため、サタンは攻撃目標をユダヤ人クリスチャンに向け、全世界の残りの者(レムナント)達に迫害を加えることになります。
3,私たち(クリスチャン)への適用
①今の私たち(クリスチャン)へのサタンの攻撃とは何でしょうか。患難時代に世界が突入する前に起こる携挙の恵みに与らせないように働くことです。ここに信仰の戦いがあります。
②勝利の秘訣は、子羊の血に対する信仰、すなわちキリストの十字架の贖いへの全き信頼と、全き献身による信仰告白にあります。(Ⅰテモテ6:12.Ⅰテサロニケ5:23,24)
2023年10月8日
「メシアを生み出すイスラエル」
聖書箇所:ヨハネの黙示録12章1-6節
第7のラッパが吹かれ、艱難時代後半の三年半がスタートしました。(実際のさばきは16章からですが)この時、ヨハネは様々なしるし(異象)を見ることになります。
1,子を宿した一人の女(1,2節)
この女は何者でしょうか。太陽、月、星、12の星に囲まれたこの人はイスラエル民族を象徴しています。(創37:9,10)
2,赤い竜(3~3節)
この大きな竜はサタンです。(9節)神に反抗する悪しき世の支配者であることが、その形状によって象徴されています。サタンは神に造られた天使長でしたが、神に反逆し堕天使となり全天使の三分の一を引き寄せ自らの支配下に置きました。(悪霊、汚れた霊) 彼は救い主の誕生を恐れ、イスラエル民族を迫害し、キリストを抹殺しようとしています。
3,生まれた男の子(5節)
この男の子こそメシア(キリスト)です。神が約束された救い主です。(創世記3:15) 主イエスは十字架、復活の後、昇天され、神の御座の右に着座されました。
4、サタンがイスラエル民族を攻撃する理由
サタンは、キリストの地上再臨を最も恐れています。その時サタンは完全に敗北しさばきに会うからです。キリストの地上再臨は、イスラエル民族がキリストに対して悔い改めて信じる時起こるので(ゼカリヤ12:10,13:3)、イスラエルを滅ぼすことが、主の再臨を阻止することになるからです。
2023年10月1日
「勝利宣言と三つの時」
聖書箇所:ヨハネの黙示録11章14-19節
第7のラッパが御使いによって吹かれた直後、三つの出来事が起こりました。
①勝利宣言(15節)
患難時代は後半に入り、ますます厳しい禍が地上におとずれ、人類の破局が迫っていました。しかし天においては三年半後に訪れるキリストの地上再臨を確信し、神のことばの真実さのゆえに、この世の王国の永遠の支配者、主キリストを讃えます。(へブル11:1)
②三つの時(16~18節)
携挙された教会であります24人の長老たちは王となられたキリストを礼拝し、艱難時代の終結後に起こる三つの時を感謝しています。(Ⅰコリント13:12)
その時とは時系列順には
・サタンと反キリストと偽預言者が滅びる時(19:20,20:3、10)
・旧約時代の聖徒達と患難時代の殉教者達の復活(20:4~6)
・白い御座のさばき(最後の審判)(20:11~15)
③開かれた神の神殿(19節)
天の真の神殿が、至聖所にある神の契約の箱を目撃できるまで開かれました。聖き神の臨在の中に主キリストの贖いのゆえに妨げられることなく進みゆき、親密な交わりの中に入れられるのです。(へブル10:19)
2023年9月
2023年9月24日

「二人の預言者」
聖書箇所:ヨハネの黙示録11章1-13節
患難時代の前半1260日(42か月または3年半)の間、エルサレムでユダヤ人のために二人の証人が活躍します。
①その活躍の内容(4~6節)
彼らのメッセージは、ユダヤ人が行っている神殿における礼拝は、無意味であり悔い改めてキリストに立ち返るよう勧めるものでした。ユダヤ人たちは、自分達が良いと思っていることを全く否定されたことで二人を害そうとしますが、神の奇跡的な能力により守られ定められた奉仕を全うします。
②その死と復活(7~12節)
定められた奉仕を終えると、彼らは反キリストに殺され、その死体がエルサレムの大通りにさらされます。しかし神は彼らを復活させ、人々の見ている前で彼らを携挙されます。
③ユダヤ人の救いの転換点(13節)
ユダヤ人は二人の証人に活躍のゆえに、初めは反発していましたが、彼らは神の召しによって遣わされた本物の預言者であることを知ります。反キリストに勝る力がこの世界に存在することを知ります。そして携挙は現実のものであることを知ります。その結果として、天の神に栄光を帰し、ユダヤ人の民族的な救いの為のターニングポイントとなるのです。(ローマ11:25~29)(ゼカリヤ12:10)
2023年9月17日
「無くてはならないもの」
聖書箇所:ルカ10章38-42節
西郷純一による特別説教です。
2023年9月10日
「ユダヤ人と第三神殿」
聖書箇所:ヨハネの黙示録11章1-3節
1.AD70年にローマ帝国に滅ぼされたユダヤ民族は、国土を失い、その生き残った人々は、世界各地に離散しました。その後、激しい迫害を受けながらも、彼らは民族としてのアイデンティティーを失うことなく生き延び、1948年5月14日、以前の国土にユダヤ人国家を再建しました。患難時代の前半には、すでに第3神殿が再建され、そこでユダヤ教の礼拝が行われていました。ヨハネはキリスト無き空しい礼拝を真理の基準によって確認することになります。(へブル9:9,10)
2.神殿での異変(2節)
艱難時代の中間点で反キリストが本性を現し、自らを神と宣言し、神殿の至聖所に立ち入り、自らの像を安置します。(Ⅱテサロニケ2:4、マタイ24:15、ダニエル9:27)ユダヤ教の礼拝システムを根底から変えてしまうのです。ユダヤ民族にとってヤコブの苦難の時(エレミヤ30:7)となります。
3.神の救済計画(3節)
教会が携挙された後(ローマ11:25)患難時代が来る前に、神から預言者エリヤがイスラエル人に遣わされます。(マラキ4;5,6)この時、選ばれた二人の予言者が備えられます。この二人の預言者は、患難時代前半(1260日間)エルサレムで、ユダヤ人の救いの為にその使命を果たします。
患難時代は、選ばれたユダヤ人たちによる宣教の活躍と、ユダヤ人がキリストに立ち返る民族的救済の時なのです。
2023年9月3日
「みことばを食する」
聖書箇所:ヨハネの黙示録10章1-11節
第6のラッパのさばきが終わって後、第7のラッパが吹かれる前「もう一人の強い御使い」が登場します。キリストご自身と間違えてしまうほど、栄光と力強さと権威を持った御使いです。7年間の患難時代のちょうど中間点で現れ、残り少ないキリストの地上再臨の時を喚起します。さらに、この御使いが下ってきた目的は、ヨハネのためでもありました。
1,心のいやしのため
ヨハネは、第5,6のラッパのさばきの中で気持ち悪いグロテスクな悪霊集団が20億を超える人類を殺害するのをリアルに目撃しました。この時、鋭敏で感じやすいヨハネのマインドは深く傷ついていました。ですから、主イエス様を思わせる強い御使いの出現により、彼は、その心が聖なる神に向けられることにより深く癒されたのです。(詩16:8~9)
2,信仰の励ましのため
強い御使いは、まもなく神の奥義が預言者たちに告げたとおり実現すると誓って、ヨハネを励ましました。(詩119:160)
3,預言の奉仕の備えのため
強い御使いは、小さな巻物を持ってきましたが、それをヨハネに食べさせました。ただ読ませるためではなく、彼がよく考えて味わい、心にしっかりとみことばをたくわえ、確信をもって奉仕できるように備えたのです。ヨハネは、みことばを学ぶ喜びと伝える責任の重さを感じ、預言者として備えられたのです。(エレミヤ15:16、Ⅱテモテ3:16,17)
2023年8月
2023年8月27日
「真の悔い改めとは」
聖書箇所:ヨハネの黙示録9章13-21節
第6のラッパのさばきは、患難時代前半で最も恐ろしいさばきとなります。バビロン地域につながれた4人の堕天使(悪霊)が解放され、2億の悪霊集団を指揮し、人類の三分の一を殺害する惨事が行われるのです。
1,この時の人々の反応
天地を造られた創造主なる神、黙示録を通じて語りかける神を無視し、自分たちの宗教、自分の手で造った神々を拝み続けていました。その神々は自分たちを苦しめる悪霊であるにもかかわらずです。偽りの情報を信じ、悔い改めて神に立ち返ることをしませんでした。さらに殺人、魔術、みだらな行い、盗みを悔い改めず、心をかたくなにしていました。
2、真の悔い改めを願う神
あらかじめ語られた聖書の預言(特に黙示録)のとおり神のさばきが進む中で、人類に、考えを変えてほしい、聖書が語る真の神に心を向けてほしいという強いメッセージが示されています。真の悔い改めとは、神の前にへりくだり、神の前に自分の罪を認め、その自分の罪のために死なれ復活された救い主イエス・キリストを信じることです。そのための確かな意志の方向転換が求められているのです。
2023年8月20日
「額に神の印を持つ者」
聖書箇所:ヨハネの黙示録9章1-12節
第5のラッパのさばきは、第1~4の自然環境への裁きとは本質的に異なります。人間に直接襲いかかるものもので、悪霊の大集団によって人類を苦しめることを目的としたものでした。ただし、額に神の印をもつ者はこの苦しみを避けることができました。
1.額に神の印を持つ者
聖霊による証印を押されたクリスチャンは携挙されて地上には存在していません。(エペソ1:13~14)その後、特別に選ばれた14万4千人のイスラエル人がこの神の印を押されました。(7章前半)彼らは全世界に出ていき、救いの福音を伝えました。その働きの結果、キリストの救いに与った人々もこの神の印を持つ者となったのです。
2.この神の印の意味
それは、「神の所有としての印」(ガラテヤ6:17、イザヤ43:1)です。主イエスの十字架の血によって、罪とサタンの支配から贖われた者への印であり、神ご自身の所有の証です。そして御国を受け継ぐことの保証なのです。
3.神の愛と忍耐の証
グロテスクなイナゴ(悪霊)による苦しみの中で、守られている神の民を見た多くの人々は、へりくだり、キリストを信じる人が起こされました。(7章後半)心をかたくなにして信じない人々を最後まで忍耐され、救いを願う神の愛を覚えましょう。(Ⅱペテロ3:9)
2023年8月13日
「消失により知る神の恵み」
聖書箇所:ヨハネの黙示録8章7-13節
第一~第四のラッパのさばきは、人類に直接下された者ではなく、地球上の自然環境に対してなされたものです。
1,消失によって知る神の恵み
当たり前に存在すると思っていた自然の中にある光、水、食物などは、すべて神の恵みによって人類に与えられたものなのです。無くなった時に気づくのです。私たちは神の大きな憐みと真実の中に生かされているのです。(詩104:24)
2,絶対的な道徳基準(善悪の基準)の存在
聖書の予言通り、恐るべき神の裁きを目の当たりにした人類が知る現実です。(詩篇58:11、詩篇2:1~6)
3,悔い改めのチャンスを与えてくださる神
厳しい禍ですが、三分の一の消失で止められています。悔い改めて立ち返るように、なお忍びつつ待つ神の愛が示されています。(Ⅱペテロ3:9)神はイエス・キリストの十字架による救済の道を備え、憐みを注いでおられるのです。(黙3:20)
2023年8月6日
「御前の静けさと聖徒の祈り」
聖書箇所:ヨハネの黙示録8章1-6節
1,御前の静けさ (1節)
天に半時間ほどの静けさがあり、御座からは稲妻がひらめき、声と雷鳴がとどろいていました。(4:5)四つの生き物と24人の長老たちと、数えきれないみ使いが休むことなく大賛美をささげていた天が静寂に包まれたのです。
①神の沈黙
この半時は何の活動もなかったのではなく、静けさがあ
りました。この御前の静けさを正しく受け止めることが大切です。(詩篇46:10,65:1)
②天にいる者たちの沈黙
天にいるすべての者たちは息を殺し固唾を呑んで見守っています。これからギアチェンジして刑罰を加速させる備えの時であることを知っていたからです。
2,御前に立ち上る聖徒たちの祈り(2~6節)
大祭司キリストによるとりなしで私たちの祈りは神の御前に届きます。「御国が来ますように」という祈りは必ず聞き届けられるのです。主の御名によって祈る日々の営みは、神の御前への香として立ち上るのです。(詩141:2)